そして、もう一つの方法は、『ガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)の公開収録にやってきた女性たちに声をかけるというもの。

当時、松本と一夜を共にした18歳の専門学校生は、本誌直撃にこのように語っていた。

「収録が終わると、インカムを着けたADらしき男性に紙切れを渡され、『これ、松本さんの電話番号。電話が欲しいと言っています』と言われました。すぐに電話して、松本さんから『この後会おう』と言われたので、会場の外で車に乗りました。運転席に座っていたのは山崎さんで、松本さんが助手席。私は後部座席。どこを走っているのか見当もつかず、気づけばマンションに到着していました」

それは、松本が’95年3月に借りたばかりの自宅とは別のマンションだった。だがこの日、車はなかなかマンションに近づこうとはしない。辺りを何周もして路上駐車している車を邦正が覗き込む。そして、ようやく車はビルドインガレージに入って行ったのだった。

邦正だけが再び外に出てくると、周辺を歩きながら車の中や、すれ違う人に目を光らせる。時には、声をかける場面すらあった。声をかけられた通行人は当然のようにキョトンとした表情をしている。

そんな感じで周辺をパトロールしているうちに数時間が経ち、松本から呼び出しがあったのか、マンションに駆け込む邦正。そして、シャッターが開き、運転席に邦正、助手席に松本の姿が。女性はやはり後部座席のようだ。車は新宿駅で止まり、女性だけが降りたのだった。

松本とこのマンションで一夜を共にした先ほどとはまた別の女性は、このように語った。

「終電の時間が近づいてくると、松本さんは急にソワソワし出して、『まだ終電間に合うやろ』と言って2000円を渡され、渋谷駅で降ろされました」

と、語っていた。本誌は彼女たち以外にも、当時、複数の女性から話を聞いているが、その中の1人は、

「当時『ガキ使』の収録に行けば、松本さんと関係を持てるという話はファンの間で広まっていて、私も当日、最前列ですごいオシャレをして行きました。私と同じ目的で観覧に応募していた女の子は結構いたと思いますよ」

と、話していた。

当時松本は独身で、人気もまさに絶頂と言うに相応しかった。本誌が取材した限り、これらのことを”性加害”と捉えている女性はいなかった。だが、当時から後輩やスタッフたちを使い、女性を捕まえるという手法はずっと続けていたやり方なのである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1a935f8b016ac0c12874dcc10c62c8a112414b1d