その点、今回の速報において注目すべきは出生数の減少より婚姻数の減少である。
出生数の前年比は▲3.6%であるのに対して、婚姻数の前年比は▲7.3%である。実に、出生減の2倍以上婚姻数が減っていることになる。

この速報値より2023年の年間婚姻数を予測すれば、46万8000組となる。年間婚姻数が47万組を下回るのは、1917年以来106年ぶりの低水準となる。この婚姻には再婚も含まれているため初婚数はもっと少ないだろう。つまりは、若者の初婚が激減しているということである。
しかし、2024年の婚姻数はもっと減るかしれない。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/43376c3a128116a4ede1412a86856560c02a46ac