
【韓国の女性憎悪犯罪】狙われたショートヘア 男女対立深刻、連帯も
韓国で11月、髪形がショートヘアという理由で女性が知らない男に暴行される事件が起きた。男の動機は「フェミニストだと思ったから」。韓国では男女対立が深刻化しており、危機感を覚えた女性らが髪を短くした写真を交流サイト(SNS)に投稿し連帯を示す運動に乗り出した。検察は憎悪犯罪(ヘイトクライム)は分断を助長するとして、厳しく対応する方針だ。
「女の髪が、なぜ短いんだ」。11月4日未明、南東部晋州のコンビニ。ドアを蹴って入ってきた男(24)が20代の女性店員の髪形に文句を付け、顔や腹を殴った。助けに入った50代の男性客も骨折の重傷を負った。
傷害罪などで起訴された男は、犯行中に「フェミニストは殴ってもいい」と発言していたことが判明。髪の短い女性はフェミニストで、女性優位をうたい男性を嫌う存在との偏見を持っていたとされる。
女性は韓国紙の取材に、自分に似合うと思って髪を短くしていただけだったと話した。フェミニストだとしても暴力を受ける理由はなく「髪を伸ばして解決できる問題ではない」と訴えた。
https://www.at-s.com/news/article/national/1369495.html