iPhone、中国スマホ市場で初の首位-逆風にもかかわらず予想外の躍進
米アップルのiPhoneは昨年、中国のスマートフォン販売で初の首位となった。同国で競争が激化したほか、同社のテクノロジーに対する中国政府の禁止措置が拡大したにもかかわらず、予想外の躍進となった。
市場調査会社IDCの発表によると、iPhoneは昨年10-12月(第4四半期)および2023年全体の出荷台数で首位となった。ジェフリーズを含む複数のアナリストは、中国スマホ市場で同社の最新モデルに対する熱狂が一服したため、iPhone販売が10-12月に大幅に落ち込んだとの見方を示していた。
IDCはまた、復活を遂げた華為技術(ファーウェイ)など中国企業との競争が激化したことも指摘したが、タイムリーな値引きやプロモーションがそうした打撃を軽減するのに寄与した。
アップルの10-12月の成功は、競合他社よりも小幅な落ち込みにとどまったことが大きな要因となった。アップルの23年出荷台数は2.2%減。中国企業の栄耀(オナー)やVivo(ビボ)などは2桁の減少、市場全体では5%減だった。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-25/S7SWQKT0AFB400