下水から「リン」回収 東京都の施設稼働 植物の肥料成分 国産化と安定供給目指す

ほぼ100%を輸入に頼っている肥料の成分「リン」の国産化を目指し、東京都は、下水から「リン」を回収する施設の運転を始めました。

都がきょう運転を開始したのは、人の便や尿に含まれる「リン」を下水から取り出して肥料にする施設です。

「リン」は植物の三大栄養素の1つで肥料に必要な成分です。

原料となる鉱石のほぼ100%を輸入に頼っているため、円安などの影響で、国内での化学肥料の価格高騰につながっています。

都は、「リン」の国産化と安定供給を目指し、施設を整備しました。

この施設で年間70トンの「リン」の回収を目指していて、JA全農と共同で肥料の製品開発を行います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d3c86067ca6556cced8253c742fd4d700ed0c6da