東京都心の真ん中に高さ約80メートル、16階建て(地下4階)の警察署が生まれる。皇居やJR東京駅を管轄する警視庁丸の内署(千代田区)の新庁舎だ。もとは10階建てだったのが建て替えられ、都内で最も高い警察署になった。2月3日正午から業務が始まる。

 新庁舎は皇居の敷地を望む日比谷交差点近く。付近には高級ホテル「ザ・ペニンシュラ東京」や帝国劇場がある。

 警視庁施設課によると総工費は約100億円。受付が1階にあり、会計課は3階、交通課は4階、5~16階に各課や道場、留置施設、講堂がある。昨年12月20日、内部が報道陣に公開された。

 土地は大半が国有地で、一部が都の所有。都内有数の一等地で、面積は約745平方メートルと警視庁の警察署では高輪署に次いで2番目に狭い。高層化で延べ床面積(約1万平方メートル)を確保した。

 建設工事中は約500メートル離れた仮庁舎に移転しており、7年ぶりに元の場所に戻ることになる。工藤潔行副署長は「立派な庁舎に恥じないよう、一層頑張っていきたい」と話す。

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