41年ぶりの歴史的な物価上昇に“賃上げ”は追いつくか 中小企業からは「難しい」の声

去年は41年ぶりの物価高で家計は苦しくなるばかりでした。カギを握る中小企業の現場からは厳しい実情が聞こえてきます。

東京、従業員10人の企業。最近、社長が考えているのは賃上げです。
 
「(賃金を)上げていくムードになっていますので、うちは上がってないみたいな感じになりますと、やっぱりそれもよろしくないので」

そのカギを握るのは価格転嫁、つまり値上げです。
価格転嫁して、3%程度の賃上げができないか考えていますが中小企業からはなかなか値上げを言い出しにくく、物価高を超える賃上げは難しいといいます。
 
きょう発表された去年の消費者物価。プラス3.1%と、41年ぶりの水準です。
一方、物価上昇分を差し引いた「実質賃金」は20か月連続のマイナスに。
賃金の引き上げが物価の上昇に追いつかない状況が続いています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/952058