能登半島地震では、現地の道路渋滞が深刻なことから、国や石川県からの「移動を控えて」「被災地に来ないで」という声が全国に広がった。

渋滞が解消できなかった理由の一つに、道路復旧の遅れがある。能登半島地震の被災地では、津波で押し寄せた泥水、壊れた家や崩れた山からの瓦礫と土砂、被災車両が地面を覆った。道路は液状化で波打ち、亀裂が走る。



だが、珠洲市で活動した緊急消防援助隊と消防庁に、記者が取材したところ、重機は道路啓開のために一度も使用されていなかった。


重機を使わなかった理由として、各消防は「必要ないと判断した」「道が悪く、大きな重機搬送車が現場に入れなかった」「要請がなかった」「家屋が倒壊しているなかで重機を扱うのはリスク」「瓦礫の下に人がいる可能性を考え慎重を期した」「現場に(消防以外の)重機がある」などを挙げた

能登半島地震で「被災地に来ないで」が続くのはなぜ?
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_65b9faaae4b0102bd2d6dd81