中嶋勝彦、「闘魂スタイル」使用停止の「警告書」を受け謝罪…「『1、2、3ダァー』とリング上で言ってしまった…誠に申し訳ありませんでした」

 全日本プロレスの三冠ヘビー級王者・中嶋勝彦が7日、東京・湯島の全日本事務所で会見を行った。

 2・20後楽園ホール大会で斉藤レイと4度目の防衛戦。挑戦者と同席した中嶋。
会見ではレイに兄の斉藤ジュンとの「斉藤ブラザーズ」と1対2での対戦を突きつけ「王道スタイル対闘魂スタイルだろ」と意気込みを表した。

 一方で2022年10月1日に79歳で亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さんのライセンス、肖像権などを管理する
「猪木元気工場」(IGF)の実質的オーナーで浄水器などを製造、販売する「OSGコーポレーション」(大阪市北区)の湯川剛会長が
7日までに自身のブログ「天国の猪木へ」で中嶋が昨年11月の全日本参戦から掲げ、公言している「闘魂スタイル」について
「IGF」に無断で使用していることなどから弁護士を通じて中嶋本人、全日本へ使用停止を求める「警告書」を送付された。

 「闘魂スタイル」と口走った直後に「警告書」を取り出し「内容は、『1、2、3ダァー』と『闘魂』を猪木元気工場様が商標を持っているということで
警告をいただいたんですけども、確かに大みそか、ボンバイエに染めると言って勢い余って『1、2、3ダァー』をやってしまったので、
本当にそのことに関しては猪木元気工場様、この場をお借りして謝罪したいと思います。
改めて『1、2、3ダァー』とリング上で言ってしまったことを誠に申し訳ありませんでした」と
昨年の大みそかに代々木第二体育館での宮原健斗戦後に「1、2、3ダァー」を叫んだことへ約6秒間、深々と頭を下げて謝罪した。

 その上で「闘魂」について「自分は『闘魂』と一度も言ったことがないです。そして『猪木さん』ということも僕の口からは一度も言ったことはないです。
自分が思い描いた闘魂スタイル。俺の生き様、闘魂スタイルを今後、使っちゃいけないと言われてすごく困惑しているんだけど…レイ、どうしたらいい?」と
挑戦者にむちゃぶりした。これに斉藤レイは「訳の分からないことペラペラ言いやがって」と却下した。

 中嶋は今後「闘魂スタイル」を掲げて戦うことを貫くかを聞かれ
「今、言った通りであって、さっき(闘魂スタイルと)言っちゃったけど、(警告書が)個人に送られてきたことでプライベートなことなんで今はこれ以上は」と
沈黙し「もしかしたら時が経てば言えるときが来るかもしれないね」と明かしていた。

 この日は「闘魂スタイル」の象徴である真っ赤なマフラー、真っ赤なネクタイ姿ではなく星条旗が描かれたTシャツに青のジャケット姿で会見に出席した。
服装に込めたイメージを聞かれ「正装です」と神妙に答えていた。

https://hochi.news/articles/20240207-OHT1T51104.html?page=1
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謝罪した中嶋勝彦(右。左は斉藤レイ)