またひとつ、安倍家の光が消えた。2月4日、安倍洋子さんが都内の病院で亡くなった。享年95。次男の安倍晋三氏と三男の岸信夫氏を政治家に仕立て上げた。「昭和の妖怪」岸信介氏の娘らしく、息子たちは厳しく育てたという。洋子さんの長年の友人が語る。

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 「晋三さんが戦前の桂太郎首相を抜いて、憲政史上最長の通算在職日数を塗り替えた際、洋子さんは息子を褒めると思いきや、『あなた、政治はいつまでやるかじゃなくて、何を成し遂げたかが重要なのよ』と一喝した。ゴッドマザーと言われるゆえんがよくわかりました」

 血脈で政治を支配し、一族の繁栄を確かなものにしたはずだった。しかし晩年、洋子さんを悲劇が襲う。'22年の「安倍晋三銃撃事件」だ。

 「事件当日、洋子さんは長男である寛信さんや岸信夫さん夫妻、孫の信千世さんと東京・富ヶ谷の自宅にいました。家族団らんで過ごしていたところ、テレビ速報で晋三さんが撃たれたことを知ったそうです。

 洋子さんは絶句して、茫然自失となってしまった。前々日の朝には一緒に近所を散歩したばかりでしたから」(同前)

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