現在発売している液晶ディスプレーの多くは、解像度が1920×1080ドットや3840×2160ドットなどのアスペクト比16:9のモデル。これは動画やゲームといったコンテンツの多くがその比率であることが多く、それに呼応する形で液晶ディスプレーも増えてきたからだ。

 しかし、動画やゲーム以外の用途では、16:9が最適と感じないこともある。例えば、オフィスアプリケーションで、画面の縦方向が少し足りないと感じたことはないだろうか。その不満にこたえてくれる製品が、今回紹介するJAPANNEXTの24型ディスプレー「JN-IPS24WUXGAR-C65W-HSP」だ。

駆動方式はIPSを応用したADS、sRGBカバー率は99%
 JN-IPS24WUXGAR-C65W-HSPは光沢のない、いわゆるノングレアタイプで、アスペクト比は16:10、解像度は1920×1200ドットとなる。駆動方式はIPSだが、正確にはIPSと同じ仕組みのADS(Advanced super Dimension Switch)を採用している。

 ADSはIPSと同様に視野角が広く、IPSよりもコストダウンしやすいという特徴がある。JN-IPS24WUXGAR-C65W-HSPの視野角は上下左右で178度を誇り、実際に斜めからのぞきこんでも色や輝度のバラつきは確認できなかった。

 色に関しては、sRGBカバー率は99%、DCI-P3カバー率は84%と色再現性が高く、写真でも動画でもTNパネルと比べるとかなりキレイだ。輝度は300cd/m2で、ADSでは下がりがちなコントラスト比は1000:1を維持。HDR10に対応したコンテンツも楽しめる。

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