https://note.com/mayutan126/n/n54607a9ecd37?sub_rt=share_b
「搾取」この言葉を使うことに抵抗がなくはないですが
やはりそうとしか考えられない現状です…
もちろん現場の人は誰も悪くないのですが
悪しき慣習が漫画家の首を締めています。
普通の方々でも結構知ってる数字かとはと思いますが
漫画家が貰える印税率は10%です。
これは紙の漫画の印税率です。
まだ漫画がデジタルじゃなかった頃
漫画家は漫画を読者に届けるにあたって
写植も打てなければ、印刷もできない。
書店との交渉事や販売数も把握できないし
在庫管理もできなかった。
つまり、漫画が漫画本として世に出るために

漫画家
編集者
写植屋
印刷会社
書店取次業者
書店
倉庫管理業者

少なくともこれだけの業者が関わらんないと
本が出せなかったのです。
その、漫画家ができない仕事を
各業者に振り分けて仕事を依頼し
かつ、円滑に進め、さらに販売促進、売上の分配などを
一手に担っていたのが
出版社という存在です。
さらに作品のストーリー作りでも
編集部という部署を設けて
漫画家と一丸となって
ヒット作を出すべくサポートする…

「お前はただ漫画を描けばいい。
後のことは俺に任せろ!!」

そんな頼もしい存在でした。
だからこそ漫画家は10%という少ない取り分ですが
裏方として働いている人たちに
残りの90%の印税率を「必要経費」だと考えて
手放す契約でサインをしてきました。

https://i.imgur.com/xxNGWBJ.jpg