>>243 のインタビュー
やっぱ2巻よ

――『攻殻機動隊』で描きたかったテーマ、表現したかったことはなんでしょうか。

士郎 今はスマートフォンなどで類似した行為はできるのですが、頭の中に機械を入れて新しい機能を手に入れた人間、
つまり「生物学的脊髄神経網とインプラント随伴しているマイクロマシンネットワーク上に、人工知能の一種が重なって
機能する状態の最初の人物」が登場するまでの物語を描いています。『攻殻機動隊』(無印)では登場までで、登場したら
どうなるかという話は『攻殻機動隊2』で描いています。そういう人物が登場すると増殖して、個人の問題ではなく全体の
問題になり、みんなが主導権を握って一番いいポジションにつこうとする。だからさまざまな衝突が起きるよねというのが
『攻殻機動隊2』の内容です。