度数96%の酒「スピリタス」をテキーラに混ぜて提供か キャバクラ店で客を泥酔させクレジットカードをだまし取った疑いで10人逮捕 名古屋・錦

名古屋市のキャバクラ店で、客に高濃度のアルコールを含んだ酒を飲ませて泥酔させ、クレジットカードをだまし取ったとして、店の関係者10人が逮捕されました。

容疑者らは、アルコール度数96%の酒をテキーラに混ぜて提供した可能性があることが新たにわかりました。

逮捕された、名古屋市中区錦三丁目のキャバクラ店・ONLY(オンリー)の実質的経営者・小笠原拓容疑者(26)ら店の関係者の男女10人は、19日に身柄を検察庁に送られました。

警察によりますと10人は2月5日、55歳の会社役員の男性客に高濃度のアルコールを含んだ酒を飲ませて泥酔させ、クレジットカード4枚をだまし取った準詐欺の疑いがもたれています。

被害者の男性が「覚えのないカード利用がある」などと警察に相談し被害が発覚。カードはキャバクラ店の系列店で1650万円ほど利用されていました。

その後の捜査関係者への取材で、店側はアルコール度数96%の「スピリタス」という酒をテキーラに混ぜて提供した可能性があることが、新たに分かりました。

店の周辺では、去年11月から2月上旬までに同様の被害が15件発生し、被害総額は約2300万円に上ります。警察は暴力団の資金源となった可能性もあるとみて調べています。
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