東京証券取引所、時価総額がアジア首位に返り咲き…中国経済の減速受け上海証券取引所を上回る
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2/20(火) 18:28配信
読売新聞オンライン
東京証券取引所
東京証券取引所に上場する企業の時価総額(1月末時点)の合計が、中国の上海証券取引所を上回ってアジア首位になった。東証は2020年7月に上海に抜かれており、首位への返り咲きは3年7か月ぶりだ。世界では米ニューヨーク証券取引所、米ナスダック、欧州ユーロネクストに次ぐ4位に浮上した。
1月末時点の国際取引所連合の統計によると、東証の合計時価総額は6兆3400億ドル(約951兆円)で、前月末から約3%増加した。おおむね好調な企業業績を背景に、海外投資家を中心とする資金が日本の株式市場に流入した。1月末の日経平均株価(225種)の終値は、前月末に比べ2800円超上昇し、3万6000円台をつけた。
上海証券取引所の合計時価総額は6兆433億ドルだった。中国経済の減速を受け、前月末から約7%下落した。前年同月(7兆2650億ドル)比では約17%の下落で、中国から引き上げられた資金が日本に振り向けられたとみられる。
大和証券の細井秀司氏は「中国景気は低迷が続く一方、日本企業は円安を追い風に海外で業績が伸びるなどして株高につながった」と述べた。