景気判断を下方修正、2年ぶりに個人消費引き下げ=2月月例経済報告


[東京 21日 ロイター] - 政府は21日に公表した2月の月例経済報告で、景気の総括判断を「このところ足踏みもみられるが、
緩やかに回復している」とし、「一部に足踏み」
としていた従来の表現から下方修正した。総括判断の引き下げは3カ月ぶり。
物価上昇に伴い、個人消費の判断を2年ぶりに引き下げたほか、
ダイハツ自動車の生産停止などの影響で生産も11カ月ぶりに下方修正した。
国内総生産(GDP)の過半を占める個人消費の判断は、
従来の「持ち直している」から「持ち直しに足踏みがみられる」に引き下げた。10─12月の実質国内総生産(GDP)成長率は
個人消費が前期比マイナス0.2%にとどまったほか、
コロナ後のサービス消費回復の一服や物価上昇、
暖冬の影響で衣服や食料品が減少したことなどを反映した。
コロナ禍で積み上がった超過貯蓄の取り崩しが米国などと比べ限定的であると指摘している。
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/2TZOE6VU2JLMVM6EFN26JADQQU-2024-02-21/