
Aさん(49歳)が新卒で就職した会社は、いわゆる「ブラック企業」。
1年で身体を壊して退社したあとは派遣社員として10年ほど働きましたが、2008年のリーマンショックのあおりを受けて翌年失業してしまいました。
就職氷河期世代のAさんは、「派遣だと切られてしまうのか……手に職がないとヤバいな」と一念発起。
ハローワークに職業訓練の支援が必要と認めてもらい、職業訓練校で6ヵ月間プログラミングを学びました。
ところがある朝、Aさんのもとに銀行からメールが届きました。
「今月分ご利用料金の自動引落としを完了することができませんでした」。
その日に口座振替予定のクレジットカードの引き落としができなかったというのです。
Aさんが「そんなはずはない。預金は十分残っているはずだ」と残高を確認してみると、口座残高は「0円」となっています。
驚いて銀行に確認すると、預金の全額840万円が、日本年金機構に差し押さえられたことがわかりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c07c4488f6a5e0e4c922dcb4cf0fb9d5adc74975