評論家「ルパンが、カリオストロの城だけ人気なのかいまだに分からない…」 [579120809]
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>>689
「国境 1939」(しかたしん原作)と言うシナリオのみの高畑勲の未制作作があるんだよ
火垂るの墓直後に高畑勲が本格的に戦争をテーマにしようとして立ち上げロケハンとしたけど、採算が取れないと言う鈴木敏夫達の反対で頓挫した
https://www.nhk.or.jp/nagoya-blog/1000/477242.html
「国境」が実際に映画化すれば戦争を高畑勲がどう扱うか興味深い作品になっていたと思うな
高畑勲展に展示していなかったのが悔しい >>691
現代バンザイとはいいこと言うね
俺は火垂るは当時の「現代バンザイ映画」だと指摘してるのさ
その上で現代から見てどう見えるかが清太叩きに表れてるわけで
清太叩きへの安易な批判も清太叩きと同様にしっかり見てくべきだという話よ
念のため言っとくけど俺は「清太はクズ」論者ではないしそうだった事もない となりの山田くんでまず親ガチャ論に答えられない父親
娘をデパート置き去りにして忘れるくせに本当はヒーローになりたかった俺という哀愁オナニーを見せつけ
それでも一家の父親として家庭という城を築き幸せに暮らしてるんだって自己肯定で終わる
急に作画がリアルになる暴走族パートでは
お前らイキるなら正義マンやれやってばあさんに説教代弁させるが
現実は私人逮捕系YouTuberや昨今のへずま、コロアキの金儲けのダシとされる
SNS評価社会になってしまったのは本当に皮肉だわ
上っ面の理想が目を曇らせ人間本来の醜さ、原理を捉えられなかった
未来少年コナンに登場するレジスタンスなんてまさに上っ面だよ >>693
現代バンザイではまるでないと思うよ。そこらへん何を見てるんだと思うんだがなあ
うーん。最初に言ってた全共闘世代論もよーわからんし、
ニート無職を主人公にしたから失敗、有功でない、みたいなこと言ってるのとそれほど変わらないように見える 鳥山明が宮崎駿の未来少年コナンのファンで
明らかに悟空の反応とか性格とか
影響受けてるよな まあ高畑作品っていうのはそういう
無様でみっともない理想を半ば自覚的に観客に見せてるのかもしれないな
それでも理想に殉じる自分が正しく美しいと言い張りたかったのだろう
かぐや姫の演説で強制終了させられるのは高畑勲が人生を賭けた最期のギャグだったのかもしれない >>695
そこは真っ向反論せざるを得ないな
「現代っ子(当時の)が戦中戦後状況で自分らしく振る舞ったら死ぬ」
という映画について高畑は主人公に寄って
「清太が叩かれる時代になったら恐ろしい」と言った
これは過去の戦争時代の忌避と未来の「恐ろしい時代」到来への危惧なんだから
翻って言えば「現代(当時の)バンザイ」だろ 赤毛のアンもそういうフシがあるよなあ
発達障害のアンが周りに迷惑かけまくるも我を曲げず
苦難に遭いながらも運良く周りに助けられああ神様感謝しますって
クソみたいなみっともない人生を視聴者に見せつけ信念と信仰と運で乗り切るお花畑 >>698
普通、そこから読み取るのは「そのような時代社会にしないようにしよう」であって、
現代をそのまま肯定するのとは意味が違うと思われる
というか、あなたが1988年当時、バブル真っ最中だった日本社会における「見方」をしてるだけではなかろうか?
高畑や作品ではなく、「その時代の人々はそう受け取った」と勝手に邪推して批判してるだけじゃないすかね
トー横キッズなんかが現出してしまった2024年現在から見ると、高畑の問題意識はかなり正確だったように見える
見方が変わるというならこのように見るべきで、だから無効、なんて感想ではないんだな
ザ・イデオロギー批評だ、と言ったように、あなたは自分の「社会」に対する感想を述べてるに過ぎない
現代の問題がわかりやすくなった時代から観れば、それもまた変わるんだよ 当時の宮崎はカリオストロになんのテーマも込めてない
要は自分の実力を世間に知らしめたい承認欲求の塊で
だから最初から原作者どころか観客の事も考えてない
だけどその極端なまでの個人的欲望があってこその傑作 >>508
うーん、引き篭もりだなんて一言も言ってなくね?
高畑勲は「私たち」と言ってるようだが >>700
むしろ貴方の方が火垂るの墓について画一的な意味付け価値付けを誘導してないか?
俺は基本的に
「火垂るの墓は時代の流れとともに見られ方が変わった」という事実を指摘してるので
俺個人としての「火垂るの普遍的な意味」なんか述べてるつもりはないんだが
もちろんそれ以前に高畑の制作意図を推測してるが
観客がそう受けとるべきだと言う気もない(だからこそ「清太はクズ」論を一概に否定しない) >>705
当時とレスしたけど
まあ、その通りですw >>704
批評は、作品からちゃんと中身やキャラクタの足掻きを受け取るべきだという話で
>ぶっちゃけこの作品は全共闘世代に対してしか「反戦映画」として機能しない
みたいな切り捨てはよせ、って話だけどね
時代的変化で言うなら、たぶん現代のほうが有効性高いよ。高畑の問題意識は正確だとあらためて思い知らされる >>701
要は「自分に作れる最高のものを作った(制約の中で)」ってわけよな
それは本当にそうね >>707
小学生に清太と節子はなぜ死んだのでしょうかと問題出してみろよ
今の子はみんなおばさんの家から出てったからと答えるぞ
子どもたちのほうが現実を見てる >>707
あーなるほど
俺はそういう「映画批評」をする気ははじめから無いんよ
それやると映画そのものの有効性を疑いにくくなるからな
そういう立場だからこそ「映画が機能しない」みたいな事を平然と言えるわけだ 宮崎駿が監督だし
日テレ的には視聴率が今でも取れるから&他の長編ルパンの大部分と違っておっぱいポロリンみたいなのがなくて今の時代でも流せるからジブリ永久ローテにも入れやすい(´・ω・`) >>709
それネットの中だけだからw 普通に多くの人らは泣きながら見とるよ
よほど冷笑的なイデオロギー的に目が曇ってない限り
ネタにマジレスでモノ言うなよ、みたいなこと上でも言ったけど、
それが高まるならますます高畑の問題意識は正確だったって話でしかないし、
より作品の有効性って高まるんじゃないすかね
作品はそもそも有効無効で観るもんでもないけどさ 複製人間って昔はここまで評価高くなかったよな
風魔一族なんて口に出すのもはばかられるような存在だった >>714
じゃあどれがおもしろいの?
個人的には小池のLUPIN THE VRDシリーズがおもしろく
30年ぶりにカリオストロの呪縛が解けた >>711
いうてそのままじゃとても流せないから色々雑カットされてるマモーが次点で
意外にも三回しか差がない(18回と15回)から
単に宮崎駿な効果込みでの人気順感
この二つ以外の長編が人気なさすぎるのでこの二つにしかならんとも言えるが 嫌儲がマモーって言うから見たけど退屈
どこがおもしろいのかよく分からない そう言えば千と千尋の神隠しで宮崎は
「現代っ子が異世界に放り込まれて順応し子供本来の活性を取り戻す」
という話を作ったが
これ火垂るのアンチテーゼなのかも知れんなー
>>699
赤毛のアンはアニメ見る前に原作読んでたけど
アニメは高畑色はきわめて希薄
あれは基本的にスラップスティックホームコメディなので主人公はヒロインというより
ルパンみたいなトリックスターとして見るのが一応正解
高畑もヒロインとして見られないために声優に島本須美を使わなかったし
初期のキャラデザも敢えて拘って不細工気味に造形した ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています