恐怖の姿をした飛べない鳥、160kgの巨大ペンギン…「大量絶滅事件を乗り越えた鳥類」驚愕の姿

白亜紀末の大量絶滅事件は生態系に大きな打撃を与え、多くのグループが姿を消した。しかし、すべてが消えたわけではない。いくつかのグループは大量絶滅事件を乗り越えることに成功した。

鳥類は、恐竜類の一グループとして登場し、中生代においては恐竜類の一グループとして繁栄した。そして、白亜紀末の大量絶滅事件で大打撃を受けたものの、恐竜類としては唯一、この事件を乗り越えることに成功している。

大量絶滅事件を乗り越えた鳥類は、「新世界」にいち早く適応を遂げる。かつて翼竜類と争った空は鳥類の独壇場となり、地上や水中にも、鳥類の「本格的な進撃」が開始された。

地上適応を果たした鳥類として、ヨーロッパや北アメリカ、アジアと、広い版図を確立した「ガストルニス類」を挙げることができる。「ガストルニス(Gastornis)」がその代表だ。

ガストルニスは、いわゆる「飛べない鳥」である。翼はもっているものの、その翼は飛ぶには小さすぎる。体高(身長)は2メートルに達し、頭部は大きく、クチバシは頑強に発達している。

首は長く、後肢も長く、そして、太く、がっしりとしている。全体として恐怖さえ感じさせる、そんな姿の鳥類だ。

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