旧統一教会を巡っては、富山市や北九州市も同様の決議を行い、訴訟が起きている。UPF側の代理人弁護士によると、判決が出るのは今回が初めてという。
判決によると、大阪府と大阪市、富田林市の各議会は2022年9~12月、旧統一教会の活動と一線を画すことや、関係を断絶することを決議。UPF側は「請願に必要な紹介議員を得ることが著しく困難になった」などと主張していた。
横田裁判長は「請願書の提出が妨げられるわけではなく、請願権の侵害は認められない」と判断。UPF側の「信仰の自由を侵害する」との主張についても「信仰を含む信教の自由自体を制限するものではない」として、訴えを退けた。