外国人50人を不正派遣、低コストで「100均製品」製造か 会社代表ら逮捕

愛知県警国際捜査課は28日、人材派遣会社と共謀し、就労資格のない外国人を不正に派遣させたとして、
労働者派遣法違反の疑いで、プラスチック製品製造会社「和泉化成」(同県一宮市)の代表取締役、服部浩容疑者(66)=同市=と同社の工場長、
小沢藤吉容疑者(59)=同市=を逮捕した。

昨年11月に家宅捜索した際、工場には就労資格のないベトナム国籍などの外国人労働者が約50人確認された。
同社製品は100円ショップなどに納品され、県警は外国人労働者を低コストで就労させて工場の規模拡大を図ったとみている。

県警によると、人材派遣会社は許可を受けておらず、
和泉化成側は商品の納品を受ける代金として労働者の賃金相当分を支払う内容の架空の業務請負契約を結んでいた。
労働者の時給は千円ほどで、当時の最低賃金を下回っていた可能性があるという。
https://www.sankei.com/article/20240228-N6WGJSKDFFPOVC4NN5JA7WSNJQ/