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2024/02/29(木) 21:30:16.08ID:9SrddZFR0GARLIC?BRZ(10000)もうすぐ小学校、始業5分前 それでも迷わず座り込む女性に声かけた
香川県琴平町の小学4年生、曽根愛斗(まなと)さん(10)は毎朝、約20分歩いて登校している。
いつもより朝食を食べるのが遅くなったその朝、通学路の道端で高齢の女性が座り込んでいるのを見つけた。
数百メートル先に小学校の校舎が見えていたが、始業の5分前。
急いだ方がいい時間だった。
それでも女性に近づいて「こんにちは」と声をかけたのは、お母さんから「人に会ったらあいさつするように」と教えられていたからだ。
でも、女性から返答はなかった。
「大丈夫ですか」と声をかけると、「道が分からない」と小さな声で答えた。
「先生に言ってきましょうか」という問いかけには、「はい」。曽根さんは「助けないと」と緊張し、走った。
学校に着くと、先生に「銀行の近くでしんどそうなおばあちゃんがいる」と伝えた。先生は110番通報してくれた。
琴平署によると、この女性は95歳。
この日朝早く外出し、帰宅しないことを心配した家族が警察に相談していた。
署が行方不明者届の手続きを進めようとしたところ、110番通報が入ったため、すぐに保護できたという。
署は21日、行方不明者の発見保護に貢献したとして、曽根さんに感謝状を贈った。
同席したお母さんによると、曽根さんは「マイペースな性格」。
学校から帰るのが遅いなと心配していると、近所の人に「ザリガニと遊んでたよ」と言われたこともあるという。
署員は「マイペースだからこそ、始業の時間が近づいていても女性に声をかけてくれて、保護につながったのかもしれないですね」とにこやかに話した。
曽根さんの将来の夢は「うどん屋さんで働くこと」だという。(土居恭子)
https://www.asahi.com/articles/ASS2X5CJ7S2PPTLC017.html?iref=pc_preftop_kagawa
https://imgopt.asahi.com/ogp/AS20240228002344_comm.jpg
はにかんだ表情で記念撮影する曽根愛斗さん(中央)=2024年2月21日午後1時13分、香川県琴平町五條、土居恭子撮影