木原稔防衛相が、能登半島地震を受けて3月に航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」を被災地上空で飛行させる考えを示した。現地での復旧・復興がままならない中でのこの報道に、ネット上には「やることがとてつもなくずれている」「支援が先だろ」「ブルーインパルス見ると腹が膨れるのか?」と批判の声がうずまいた。

 ブルーインパルスは北陸新幹線の金沢―敦賀間が開業する3月16日に石川、福井両県で展示飛行を予定している。各社の報道によると、木原防衛相は27日の衆院予算委員会分科会で、「被災者を元気づける一つの方法として大変意義がある。前向きに進めていく」と語った。

 一連の報道を受け、X(旧ツイッター)では「ブルーインパルス」がトレンド入り。「もうたくさん!被災地で苦しむ人にブルーインパルスを見せてどうなるの? 当たり前の支援をしないでこんなことばかり」「そんな税金あるなら一個でも多くの物資や仮設住宅持って行かんかい」「輪島市に物資届けに行ったときに見たものと言えば、雨が降る外を一家全員がスリッパで歩いていたんだよ。そんな中でブルーインパルスで感動?バカバカしい」「被災地の人は暖かいご飯を食べて暖かい布団で安心して寝たいんや‼ やることズレすぎてるやろ‼」と怒りの声が殺到した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7bfc9d18e9d4cd905793eb3d4387c1b38df9b93a