福岡県で路線バスを運行する西鉄が1450便を“減便”…運転士の採用が追いつかず

西日本鉄道(西鉄)は路線バスの運転士の労働時間の改善などのため、今月16日から計1450便あまりを減便すると発表しました。福岡地区では全体の便の約4.1%(平日)が減ることになります。最終便を繰り上げる路線もあります。
西鉄自動車事業本部・西野直史営業第一担当課長:
「運転手を増員して、現行ダイヤを維持したまま対応するのが現状困難な形でございます。運行便数の見直し、特に深夜帯を中心に減便します」

減便の対象は次の通りです。

▽福岡地区
42路線1183便
平日は約4.1%減少
土曜は約4.0%減少
日曜は約4.1%減少

▽北九州地区
8路線75便
平日は約1.6%減少
土曜は約0.5%減少
日曜は約0.3%減少

▽久留米地区
7路線196便
平日は約3.6%減少
土曜は約4.5%減少
日曜は約4.2%減少

▽筑豊地区
(減便なし)

4月からバス運転士の労働時間などの基準が改正されるものの、運転士を増員できないことが理由で西鉄は「引き続き採用強化や働き方の改善に取り組んでいく」と説明しています。また、コロナ禍前に比べて午後8時以降の利用者数が落ち込んでいることから、福岡地区の11路線で最終便の発車時刻を30分以上繰り上げます。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1028618?display=1