石川 仕事に出かける被災者へ ボランティアの学生らが炊き出し
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240222/k10014367401000.html

能登半島地震の被災地、石川県輪島市では、朝早くから仕事に出かける被災者のために、ボランティアの大学生などがおにぎりなどを提供する炊き出しを行っています。
炊き出しは輪島市中心部の「朝市通り」の近くにある、被災して休業中の店舗で、全国の大学生が中心となったグループが今週から始めました。
メンバーが住宅の片づけなどのボランティア活動をする中で、被災者から、「仕事で朝早く出かけると避難所での朝食が食べられない」という声を多く聞き、始めたということです。
メニューは手軽に温かいご飯が食べたいという要望を受けて、手作りのおにぎりとみそ汁にし、22日朝も7時から仕事前の人たちが次々と訪れて、おにぎりを受け取っていました。
この炊き出しは来月末まで行う予定で、今後は要望に応じて、市内のがれき撤去の作業現場などへの配達も行うということです。

炊き出しに訪れた70代の男性は「朝から温かいものが食べられてうれしいです。若い人に支えてもらい、ありがたいです」と話していました。
グループのメンバーで大学4年生の曹※篠露さんは「『ありがとう』と喜んでもらいうれしいです。何をすれば被災地の役に立てるのか、今後も話を聞いて考えていきたい」と話していました。