米有名哲学者バトラー氏「ハマスの攻撃は武力抵抗」発言が議論に(中央日報日本語版)
https://news.yahoo.co.jp/articles/549ff7425abacabee928c0c97591631a1304fcd4
「(ハマスの昨年)10月7日の蜂起は武力抵抗と話すのが率直で歴史的にも正しい」。
米国の著名な哲学者でジェンダー理論家であるジュディス・バトラー氏がこうした発言をして議論が起きている。
5日にソーシャルネットワークサービスのX(旧ツイッター)に投稿された動画によると、こうした発言はバトラー氏が3日にフランスのPDHという左派性向政治討論円卓会議に参加した時に出てきた。
バトラー氏は「われわれは政治組織としてハマスに対しそれぞれ違う見解を持つことができ、武力抵抗に対しても同じこと。それ(10月7日攻撃)はテロ攻撃ではなくて反ユダヤ主義攻撃でもない。イスラエル人に対する攻撃だった」と話した。
続けて「もちろん私はその攻撃が気に入らないことを公開的に言及してきた」としながらも「しかし現場の唯一の暴力がイスラエル人に加えられた暴力だと判断するならば私はとても愚かな者になるだろう。パレスチナ人に加えられた暴力は数十年間続いてきた」と指摘した。その上で「これは支配状態と暴力的な国家機関に対抗して起きた蜂起だった」と強調した。
バトラー氏は「みなさんが武力抵抗やハマスに賛成することも反対することもできるが、少なくとも武力抵抗とは呼ぼう。そうしてからそれが正しいのか、彼らが正しいことをしたのかなどを討論できる」と主張した。
この発言はその後ユダヤ系メディアなどを通じて広がり議論が起きた。ハマスの10月7日の攻撃で約1200人のイスラエル人が死亡し、多くの強姦が発生したという報告を見逃しているという趣旨からだ。ベン・シャピーロ氏やジョン・ポドホレッツ氏ら親イスラエル性向の論客もバトラー氏の発言を糾弾して出た。
バトラー氏はユダヤ人の血統でもある。米カリフォルニア大学バークレー校の教授であり女性主義代表の哲学者で、最近フランスの高等師範学校であるエコール・ノルマル・シュペリウールで講演してきた。