インド、中国は互いに激しいサイバー攻撃を仕掛けている可能性…その先に起きる深刻な事態とは

3/6(水) 6:00配信

>20万人がにらみあう国境紛争地域

 だが、インドはひるむことがなかったようだ。逆に「捲土重来」とばかりに、中国に対してサイバー攻撃をさかんに仕掛けているように思えてならない。

 中国からのサイバー攻撃のきっかけとなった領土問題は解決の目途が立っていない。国境紛争地域では、実効支配線が中国支配地域とインド支配地域を分けており、今も20万人の中印両軍がにらみあいを続けている。

 中国がその後もインド支配地域を侵犯しており、インド政府はそのたびに抗議しているが、中国政府の対応はけんもほろろだ。今年1月末にも小競り合いがあったとの情報がある(2月3日付ニューズウィーク日本版)。

 インドはこれまで守勢に回っていたが、米国の軍事支援をバックに近年、中国に対して強硬な姿勢をとるようになっている。

>本格的な軍事衝突が勃発する可能性も

 気になるのは両軍の戦闘能力が拡大していることだ。

 双方の陣営で兵士と後方支援物資等を輸送できる幹線道路が完成(2023年12月22日付ニューズウィーク日本版)しており、今後、本格的な軍事衝突が勃発する可能性は排除できなくなっている。

 両国のつばぜり合いは海洋地域にも及んでいる。

 中国の調査船がインド洋での水中測量を活発化させていることから、インドは「中国が潜水艦を使った水中戦を計画している」と警戒を強めている(1月16日付BUSINESS INSIDER)。中国の調査船の活動を阻止するため、スリランカに対して、外国の調査船の入港を一時停止するよう圧力をかけている。

>中国と同等の戦力を維持したいインド...
https://news.yahoo.co.jp/articles/98f253bfa20a23e0aa1807b6583fcd7787152374?page=2