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[10日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabが提供する対話型AI(人工知能)の開発支援サービス「NeMo(ニーモ)」の学習に著書を無断利用されたとして、作家3人が8日、同社を相手取りサンフランシスコ連邦裁判所に提訴した。
原告のブライアン・キーン氏、アブディ・ナゼミアン氏、スチュワート・オナン氏によれば、ニーモの日常的な書き言葉の学習のため、19万6640冊がデータとして収集され、3人の著書も含まれていた。昨年10月に「著作権侵害の報告」の後に、データから削除されたという。
削除は、エヌビディアがニーモの学習にデータを利用し、著作権を侵害したことを「認めた」証拠だと原告側は主張。過去3年間にニーモのいわゆる大規模言語モデルの学習に著作物を利用された米国人に対し、損害賠償を支払うよう求めた。
エヌビディアは10日、コメントを拒否した。原告側の弁護士も追加コメントの求めに直ちに応じなかった。
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/CXUINCKGKBJZTEX55MU36OFDXA-2024-03-11/