防衛省は１３日、昨年１１月の鹿児島県沖での墜落事故を受けて飛行を停止していた米軍と陸上自衛隊の輸送機「オスプレイ」の飛行を１４日以降に順次再開すると発表した。再発防止策に関する整備と要員の練度回復を終えた機体から段階的に再開する。
日米両政府は８日、米軍が全世界での運用停止措置を解除したと発表していた。再発防止に向け、不具合が起きた部品の予防的点検や維持整備の頻度を増やす方針だ。陸自のオスプレイは当面の間、飛行場周辺での訓練飛行に限定し、練度を回復させる。
防衛省によると、在日米軍は１３日時点で横田基地（東京都）に空軍用「ＣＶ２２」５機、普天間飛行場（沖縄県）に海兵隊用「ＭＶ２２」２４機を配備。陸自は木更津駐屯地（千葉県）に１２機、高遊原分屯地（熊本県）に１機、目達原駐屯地（佐賀県）に１機を展開している。
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