「早く起きなければ」「引っ越してきたのに…」 通勤快速廃止で… 京葉線ダイヤ改正

千葉と東京を結ぶJR京葉線は18日、ダイヤ改正後初めての通勤ラッシュを迎えました。平日に運行されていた「通勤快速」が廃止されたことで、乗車時間が最大20分ほど長くなり、利用者からは困惑の声が広がっています。

18日朝、京葉線蘇我駅では…

記者(午前7時ごろ)
「みなさん、かけあがってますね」

通勤時間帯に”階段ダッシュ”が見られました。

京葉線利用者(午前7時ごろ)
「15分か20分くらい(早く出た)。ちょっと早く起きなきゃいけない」

いつも以上に、せわしない朝になったのにはワケがありました。

東京駅と千葉市にある蘇我駅を結ぶJR東日本の通勤路線「京葉線」。16日のダイヤ改正で、早朝に運行する2本の快速を除き、朝と夕方以降の時間帯の通勤快速と快速が廃止され、各駅停車に変更されました。

JR東日本は、通勤快速や快速が止まらない駅の乗車機会の拡大などを理由にあげていますが、通勤快速から各駅停車への変更により、朝だと最大15分前後、夕方だと最大20分前後、乗車時間が長くなってしまうのです。

このダイヤ改正に対し、千葉市長らは利便性の低下などを理由に強く反発していましたが、大きく覆ることはありませんでした。

通勤快速利用者
「(蘇我に)家も買ってしまって。まさかなくなるとは思わなかった」

通勤快速利用者
「通勤快速があるから蘇我に引っ越してきた。1番の目的がなくなった」

通勤通学の時間帯の”最大プラス20分”。1日平均5万人以上が利用する蘇我駅では、通勤快速があるからマイホームを購入したという人や、通勤快速があるから蘇我駅に引っ越してきたというカップルなど、廃止前から不満の声が相次ぎました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8cc85a11a9405b87654f7dcba54e62b922b5f2e