英国のチャールズ国王(75)が亡くなったとする虚偽の情報が18日、X(旧ツイッター)の日本語空間で一気に広まった。
朝日新聞が確認したところ、複数のアカウントが拡散し、日本時間19日未明までに、そうした投稿が少なくとも計100万回以上表示された

この情報は英語やロシア語でも広がっており、在ロシアと在ウクライナの英国大使館は18日、SNSに「チャールズ国王が亡くなったという知らせはフェイク(虚偽)です」と投稿し、情報を否定した。

 日本語でこの虚偽情報を拡散させたのは、真偽不明な情報を度々流してきたアカウントが多い。

 「ニュース」と名をつけ、「独立系メディア」を自称する日本語アカウントもその一つだ。
「チャールズ英国王が前立腺がんのため75歳で死去、情報筋が報じる」と投稿。数時間で20万回以上表示された。

 ただ、リンク先の「記事」の情報源には英語のX投稿がつけられているだけで、英王室も英大手メディアも一切そうした情報は発信していない。
インプレッション(表示回数)を稼いで金銭を得る目的と見られる。

https://www.asahi.com/articles/ASS3M0BRCS3LUHBI03M.html