2022年に登場したPixel 6aはディスプレイのリフレッシュレートが最大60Hzであり、通常のPixel 6スマートフォンの90Hzと比較して劣っていました。ところが、2023年登場のPixel 7aではリフレッシュレートが通常のPixel 7と同じ90Hzに引き上げられました。

そして2024年に登場する予定のPixel 8aでは、ディスプレイのリフレッシュレートがPixel 8/8 Proと同じ最大120Hzになり、HDR輝度は通常のPixel 8と同じ最大1400ニトとなっています。なお、画面サイズは6.1インチで、Pixel 8の6.2インチと比較してわずかに小さいとのこと。Android Authorityは、Pixel 8aのディスプレイの供給元もPixel 8と同じBOEとSamsungという2つのメーカーであり、両者のディスプレイは同様に機能するだろうと推測しています。

Pixel 8シリーズは、USB-Cポートを搭載したスマートフォンやコンピューターから直接ディスプレイに映像を出力できるDisplayPort Alternate Modeにハードウェアレベルで対応しています。2024年3月には、Android 14ベータ版でDisplayPort Alternate Modeがデフォルトで有効化されて注目を集めました。Android Authorityによると、Pixel 8aも同様にDisplayPortに対応しているとのことです。

Pixel 8aのSoCには、Pixel 8/8 Proとほぼ同じ「Google Tensor G3」が搭載されています。Tensor G3は前モデルのTensor G2と比較して高速かつ電力効率の高いコアを採用しており、特に画像認識や音声処理などで優れた性能を発揮するとされています。なお、チップ内のシリコンダイはPixel 8aとPixel 8/8 Proで変わりませんが、プラスチックパッケージがPixel 8aではより安価なものになっているとのこと。

https://gigazine.net/news/20240321-google-pixel-8a-specs-120hz-display/