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第1話で不安は吹っ飛んだ Netflix「三体」はフィナーレまで見届けたい
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NetflixのSFドラマ「三体」がいよいよ3月21日に世界配信される。世界的なベストセラー小説で、「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターチームが映像化を手がける話題作だ(中国のテンセントが手がけるドラマ版は別モノ)。

ぼくは原作のオーディオブックを散歩の最中に聞きながら、期待と不安を募らせつつ、この日をずっと待ち続けていた。そして、先日、「三体」シーズン1がマスコミ向けに公開された。第1話で不安は吹っ飛び、気がついたら全8話を見終えていた。

まったく知らない人にひとことで説明するなら、「三体」は地球侵略モノだ。エイリアンははるかに優れた文明を持つ知的生命体だから、人類を滅ぼすことなど、虫けらを踏み潰すことに等しい。

だが、「三体」がユニークなのは、そんな強力無比なエイリアンたちが地球に襲来するまでに400年の年月を要する設定になっている点だ。審判の日までのとてつもなく長い猶予期間のあいだの、人類の葛藤とエイリアンとの駆け引きが三部作にまたがって描かれる壮大な叙事詩になっている。

何の前知識もなくても楽しめる作りになっているので、壮大なスケールで展開するSFドラマを満喫してほしいと思う。