物価が上がっているけど、消費者の私たちはどうしたらいいの?

こんにちは、消費者庁です。
私たちは、消費者の皆様が安心して豊かな消費生活を送れるようにするために取り組んでいます。

そんな私たちが今、強く懸念し、払拭したいのが、現下の物価の上昇による皆様の不安感です。

1990年代終わりから日本は、長らく物価は上昇していませんでした。 しかし、現在、物価が上昇してきました。新型コロナウイルスの感染拡大によりモノやサービスの提供が滞ったことや、 ロシアによるウクライナ侵略により日本が輸入するモノの国際的な相場が大きく上昇したことなどによります。

これに対して、政府としても、いくつかの施策を実施してきました。しかしながら、この物価上昇の状況を乗り切るためには、 消費者の皆様の協力が不可欠です。

このサイトは、皆様とともに物価上昇を乗り越えるため、消費者の立場から物価と賃金の関係について 考えてみる一助となりますよう、作成しました。

現在の物価上昇は、主に原材料費などの上昇がモノやサービスの価格に上乗せされてきたものです。 モノやサービスの価格の引上げは、企業にとっては賃金引上げのための原資にもなります。

物価上昇が巡り巡ると賃金上昇をもたらすと言っていいかもしれません。 そして今、物価上昇に対応して賃金を引き上げる動きがみられています。

各企業の視点を超えて日本全体でみても、物価が緩やかに上昇するなかで、企業行動が活発化し、 賃金が上昇していくことが望ましい姿です。

現時点では、賃金の上昇が物価の上昇に追いついていません。 しかし、長らく凍結されていた賃金に上昇の機運が生じてきたのは大きな変化と言えます。 物価上昇のピンチを賃金上昇につなげるチャンスです!

そして、賃金が上がり、経済が成長し、私たちの生活が豊かになる日本を目指します。
https://www.wage-price.caa.go.jp