岸田総理大臣主催による「イフタール」の開催|外務省
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岸田総理大臣主催による「イフタール」の開催
令和6年4月1日

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外交団の前で挨拶を行う岸田総理大臣の様子
(写真提供:内閣広報室)

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挨拶を終え、駐日外交団から拍手を受ける岸田総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

4月1日、岸田文雄内閣総理大臣は、駐日イスラム諸国大使等を総理大臣官邸に招待し、「イフタール」(イスラム暦断食月(ラマダン)中に行われる、日没後の食事)を主催しました。日本側からは、村井英樹官房副長官他も出席しました。

1 岸田総理大臣は、開会挨拶を行い、長年にわたり深めてきたイスラム諸国との信頼と友好の絆に触れつつ、国際社会が歴史的な転換点にある中、日本とイスラム諸国が協力することがこれまで以上に重要である旨述べました。その上で、ガザ地区における極めて厳しい人道状況について深刻な懸念を表明し、日本の外交努力や人道支援を紹介しつつ、日本は、将来の独立したパレスチナ国家とイスラエルが平和に共存する世界を実現すべく、イスラム諸国とも手を携えながら、全力で後押ししていく旨述べました。また、岸田総理大臣は、今回のイフタールが、世界の平和と繁栄を願い、日本とイスラム諸国との友好関係を一層深める機会になることを祈念する旨述べました。

2 今年のイフタールには、45の国・地域の駐日イスラム諸国外交団の代表や日本の国会議員等が参加しました。

(参考)駐日イスラム諸国外交団とのイフタールについて

(1)イスラム教徒は、宗教上の戒律により、約1か月続く断食月(ラマダン)の間、日の出前の礼拝時から日没まで一切の飲食を断つ。日没後初の食事はアラビア語で「イフタール」(「断食を破る」との意)と呼ばれ、家族や知り合い等とともに皆で食事をし、お互いの結びつきや他人への思いやりが強まるとされる。

(2)日本政府として、イスラム諸国との親交を図る上での有益な機会と考え、平成17年に小泉総理大臣(当時)主催の下、総理官邸において初めて駐日イスラム諸国外交団とのイフタールを開催して以来、コロナ禍を受けて外務大臣メッセージの発出のみとした令和2年度から令和4年度を除き、毎年総理又は外務大臣の主催でイフタールを催してきている。

(3)本年のラマダン期間は、3月11日から約1か月程度。

(4)参加国・地域は次のとおり(アルファベット順)
アルジェリア、アゼルバイジャン、バーレーン、バングラデシュ、ベナン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルネイ、ブルキナファソ、コートジボワール、ジブチ、エジプト、ガボン、ギニア、インドネシア、イラン、イラク、ヨルダン、コソボ、カザフスタン、クウェート、キルギス、リビア、マレーシア、モルディブ、マリ、モーリタニア、モロッコ、モザンビーク、オマーン、パキスタン、パレスチナ、カタール、サウジアラビア、セネガル、スーダン、シリア、タジキスタン、タンザニア、トルクメニスタン、トルコ、トーゴ、ウガンダ、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、イエメン