日銀の黒田前総裁、足元の円安「行き過ぎ」 NYで講演

日銀の黒田東彦前総裁は1日、米コロンビア大学で講演した。日銀が3月の金融政策決定会合で決めたマイナス金利政策の解除について、正常化への第一歩だと評価した。足元の円安は行き過ぎとも指摘した。中長期的には為替相場の基調が円高に回帰するとの見通しを示した。

「日本経済の展望と金融政策の正常化」と題した講演で述べた。講演は非公開で開かれた。

複数の参加者によると、足元の円安は行...
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN020050S4A400C2000000/