【症例提示】


 血便と肛門部の激痛を訴えて60歳の女性がソウル市内の韓国大学医学部病院を受診しました。彼女は受診の4日前、慢性便秘に悩んだ挙句、自宅でコーヒー浣腸を試したのです。コーヒー以外の添加物は使わずに、テーブルスプーン2杯分の焙煎豆顆粒を1リットルの湯で抽出し、冷ましてから直腸に注入し、10分間安静にして排出しました。施行後数時間を経て、下腹部に痛みを感じはじめ、翌日になって血便と肛門痛、および次第に激しくなる下腹部の痛みに苦しんで、ついに受診に至ったというわけです。上の写真は受信時(上)と治療3ヶ月後(下)に撮った大腸内視鏡画像です。


 入院時の検査では、S字結腸と直腸の全域に潰瘍が出現して、激しく炎症を起こしていました。大腸表面はびらんし、好中球が浸潤して化膿してしまったのです。抗生物質と輸液で対応した結果、幸いにも1週間後に改善の兆しが見えはじめ、9日後には普通の食事ができるまでに回復し、3ヶ月後には自覚症状が無くなったのですが、それでも内視鏡画像で見ると潰瘍の跡が残っていました。
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「スティーブ・ジョブズは治療可能な病で死亡した」世界一の大富豪が手術よりコーヒー浣腸を選んだワケ
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