映画パーソナリティ・雑談家のコトブキツカサがパーソナリティを務めるニッポン放送のインターネットラジオ番組「コトブキツカサのオールナイトニッポンi」
(第346回)が配信され、コトブキが現地取材した「第96回アカデミー賞」授賞式について語った。

過去にもアメリカまで赴き、アカデミー賞の取材を行ってきたコトブキ。今回は、コロナ禍を経て4年ぶりの現地取材が実現した。
今回、最も注目を集めたのは作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞を含む最多7部門を受賞したクリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』。

「事前の前哨戦となるアワードなどでも強かった『オッペンハイマー』。クリストファー・ノーラン監督は映画界で権威も人気もあるのですが、
実はアカデミー賞とはちょっと縁がなかった。しかし、今回は納得の受賞です。」

その上で、「ただ、実は現地に行った印象では、盛り上がりやアカデミー賞を放映するABCテレビの放送などでは『バービー』の方が
プッシュされていた印象を受けました。それはやはり“キャッチ―さ”の問題。“原爆の父”と言われる男の半生を描いた作品はなかなか若者には
アピールしづらい部分があるのも事実。テレビ局やネットも視聴率が欲しいので、深いテーマはありつつも華やかな世界観で仕上げて、
最も観られた作品『バービー』の紹介に時間を割いていたのではないでしょうか。」と解説。

また、邦画・アジア映画史上初となる視覚効果賞を受賞した山崎貴 脚本・監督・VFXの『ゴジラ-1.0』については
「ゴジラは、現地・ハリウッドでもかなり機運が高まっているのを感じました。よく制作費の話題が出ますが、
例えばハリウッド大作ならVFXのスタッフは1000人くらいいると言われている中、『ゴジラ-1.0』を作った白組(映像制作会社)は35人。
ハリウッドからしてみれば「35人でなぜ、こんな映画が撮れるんだ?」という驚きでしかない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8277f59bc47ecc35ce7d027cd1a57b5d5747b7c