「ダリ版画展」長野県立美術館で - “奇想のイメージ”ダリの版画作品約200点を紹介

企画展「ダリ版画展—奇想のイメージ」が、長野県立美術館にて、2024年7月13日(土)から9月16日(月・祝)まで開催される。
1960~70年代を中心にダリの版画を展示
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シュルレアリスムを代表するスペインの画家、サルバドール・ダリ。1904年に生まれたダリは、パリでのパブロ・ピカソやアンドレ・ブルトンなどとの出会いを契機にシュルレアリスムの運動に加わり、ダブルイメージ(二重像)や緻密な表現による独自の作風に到達した。
また、ダリは油彩画ばかりでなく、版画から彫刻、オブジェ、舞台芸術、宝飾デザイン、広告、映画、そして文筆まで、幅広い分野で才能を発揮。とりわけ、1950年代後半からは本格的に版画に取り組むようになり、生涯に1,600点以上の作品を手がけた。そこには、「柔らかい時計」や「変形した肉体」といったダリならではのモチーフが継承される一方、エッチングの柔らかな線や優れたデッサン力をも見て取ることができる。
企画展「ダリ版画展—奇想のイメージ」は、ダリの版画に焦点を合わせる展覧会。1960~70年代の版画作品を中心に、晩年にいたるまでの作品約200点を目にすることができる。

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