フル・イングリッシュ・ブレックファスト…若者離れ、深刻!

■最近の調査により伝統的な「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」が絶滅の危機に瀕しているという。英各メディアが報じた。
18歳から34歳、1000人の英国人を対象に行った調査で10人に1人が
フル・イングリッシュ・ブレックファスト(またの名をフライアップ:fry-up)を1度も食べたことがなく、
14%が年に1度か2度程度、20%は2~3ヵ月に1回程度しか食べていないことが分かった。

37%の人が油を使った料理は「油っこい」とみなしており、31%が調理に時間がかかり過ぎと考えていることが分かった。
一方、7割の人が「苦手意識」を克服できれば食べるかも、と考えていることも分かった。
SNSでは食べて「良いもの」と「悪いもの」の仕分けが広まっているといい、残念ながらイングリッシュ・ブレックファストは後者に入るという。

調査を依頼したキッチン家電メーカー「ブレヴィル」は伝統的な食事を復活させるため、
油を使わないエアフライヤーだけを使って調理した食事を提供するカフェを立ち上げた。
広報のリディア・ベイカー氏は「英国の象徴的な料理を救うチャンスはまだある」と話している。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

https://www.japanjournals.com/uk-today/18956-240501-1.html
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