>>23
国際的には「大砲かバターか」という戦争格言があってな
いわゆる馬鹿が信じている「戦争経済って儲かるんでちょ!」というのは大きな間違いで
自国で戦争する場合は当然だが国全体としては非常に大きな負担となる
このためバター(生活)を犠牲にして大砲(軍事)をとることになる
原則としてこれは両立しない

しかし当時のアメリカについては「戦争をしながら好景気を維持できる」と奇跡の最強経済と自画自賛していたし
実際当時のアメリカの工業生産力と土地の余力はそれを可能とした
まあその土地というのがメキシコから強奪して数十年しかたってない穀倉地帯込の話なんだけどもな

厭戦ムードはむしろメディアの発達のせい
戦争を煽るために政府側がメディアを最大限活用するのはナチスドイツから学んだことだが
ベトナム戦争の頃になると最新のメディアをつかって「ベトナムでアメリカ軍が行っている悪事、悪魔としか言えない所業、そして惨めたらしい死にざま」が暴露されてしまった
これをみてアメリカ人自身が震えあがり、政府に不信と怒りをもち、アメリカの戦争はロクデナシの侵略行為だという認識が一気に広まってしまった