
日本政府、米中合意に安堵と焦り 「漁夫の利」得られず
ただ、米中合意は日本にとって誤算でもある。石破茂首相の周辺は、トランプ政権の関税交渉について「日本が最優先と言われていたのに、最大の競争相手である中国と先に合意した。(対米交渉を担う)赤沢氏のお尻に火が付いた」と指摘。外務省幹部は「(米中対立の下で有利に交渉を運ぶ)『漁夫の利』が得られなかった」と述べ、自民党幹部も「米中が手を結ぶとは衝撃的だ。日本も急がなきゃいけない」と焦燥感をあらわにした。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025051300933&g=pol