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製薬大手「エーザイ」などが開発したアルツハイマー病の新しい治療薬について、ヨーロッパの規制当局は販売を承認しない判断をしました。アメリカでは承認されていて判断が分かれました。
エーザイがアメリカの医薬品大手「バイオジェン」と共同開発したアルツハイマー病の治療薬「アデュカヌマブ」について、ヨーロッパ医薬品庁は販売の承認をしないと勧告しました。
バイオジェンは、再審議を求める予定です。
アメリカでは臨床試験を義務付けたうえで承認され、治療薬として使われています。
日本国内では厚生労働省が今月22日に承認するかどうか審議することになっています。
「アデュカヌマブ」はアルツハイマー病の原因物質とされるタンパク質「アミロイドβ」を取り除いて進行を抑える効果があるとされています。
EU医薬品庁は承認しない理由として、アデュカヌマブはアミロイドβを減少させるが、アルツハイマー病の改善との相関関係が認められず、患者のなかには脳の腫れや出血が見られる人もいるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bb56d1cf3b91353312383514e831e0a1d734e5b