後藤:サンダーキャットの好きなアニソンのプレイリストみたいなのに「遥か彼方」が入っててびっくりしました(笑)。
アメリカのラッパーのLil Boomからいきなり「お前に救われた」みたいなDMが届いて、客演したこともありました。
どこで何が繋がるかわかんないですよね。いつ海外に行っても嬉しいのが、「遥か彼方」きっかけではあるけれど、ちゃんとアルバムを聴いてくれてる感があるんですよね。

だから、日本のロックバンドがアニメきっかけで海外で売れても卑屈に思わなくていいっていうか。
アニメと組んだ人全員が売れてるわけじゃないし。
僕らも最初は「『NARUTO』と組むってことは世界に出ていくきっかけになると思うよ」っていう、当時のディレクターの一言に納得してやりましたから。
当時はロックバンドがまだアニメソングを引き受ける時代じゃなかった中で、自分たちがNARUTOの主題歌をやることが間違いないと思えたのはその言葉があったから。
実際、俺たちをいろんな国のリスナーと出会わせてくれた曲になったので、こうやってそこから20年経ってもまた呼んでもらえてるのはありがたいなあって思います。
他のアニメも好きだけど、『NARUTO』には特別な気持ちがあります。

https://rollingstonejapan.com/articles/detail/38970/5/1/1