秋田県男鹿市の県道で、2002年から約20年にわたり、本来は左折禁止の規制にもかかわらず、直進の標識が設置されていたことが分かった。誤った交通規制で2人が摘発されていた。

 誤って直進の道路標識が設置されていたのは、男鹿市脇本脇本の県道で、3月中旬、一般の人から男鹿警察署に右折できるよう申請があった。

 警察が現場の状況と照らし合わせたところ、規制内容を決める県公安委員会が2002年12月に「左折だけを禁止する」と決定し、その後、標識が設置されていたことが分かった。

 誤った標識が設置された原因について、県警は「分からない」としている。

 県警は、誤った標識で2020年12月に、県内の女性2人を道路交通法違反の疑いで摘発していて、2人に直接謝罪し、反則金などを返還した。

 右折した市道は狭く、先に小学校があるため、県警は標識を変えずに、県公安委員会が決めた内容を変更する措置を取った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/612d628ba331c3ed280df2ba8232ff417f417cd6