自動運転、国交省が「トロッコ問題」の解決などに予算2.4億円計上
来年度概算要求、システムの「判断のあり方」を調査

 国土交通省が2024年度の予算概算要求で、自動運転の「トロッコ問題」の解決に向け、予算を割いていることがこのほど判明した。

 トロッコ問題とは「本来亡くなるはずの5人を救うために、別な1人を犠牲にするのは許されるのか」といった倫理学上の命題のことで、自動運転車にこうしたシーンでどう判断を下させるのか、近年議論が活発に行われている。

 国交省は社会受容性の観点から、どういった判断が適切か調査を行うという。
 つまり、トロッコ問題の結論を出そうという試みと言えそうだ。
 AI(人工知能)を開発するにあたって、避けては通れない課題に向き合うことになる。

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