福島 NEWS WEB
ウクライナから避難の留学生 いわき市のスーパーで働き始める
02月21日 15時08分

ロシアによる軍事侵攻を受けたウクライナから避難し、いわき市の大学で学ぶ留学生が、市内のスーパーで、21日からインターンとして働き始めました。

スーパーでインターンとして働き始めたのは、ロシアによるウクライナ侵攻の激戦地、東部マリウポリ出身のビジャズ・ソフィアさんです。

キーウの大学に通っていましたが、軍事侵攻で祖母を亡くし、母親ともうひとりの祖母をウクライナに残したまま、おととし秋に来日して、いわき市の東日本国際大学に留学し、将来も日本で自立して暮らしていけるようにインターンとして働くことを決めたということです。

一方、スーパー側は、ウクライナを支援する目的で受け入れを決めたということで、初日の21日、ソフィアさんはベーカリーコーナーでほかの従業員に教えてもらいながら商品のパンの包装や陳列を行っていました。

ウクライナへの軍事侵攻から今月24日で2年になりますが、県によりますと、ウクライナから避難し、県内で暮らす人は13人だということです。

スーパーの石山伯夫常務取締役本部長は「これまで働いた経験が無いということなので、さまざまな経験をしてもらい役立ててもらいたい」と話していました。

ソフィアさんは「みなさん優しいですし、来日した際にもたくさん助けてもらい感謝しています。早くウクライナが平和になってほしいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240221/6050025388.html