ホンダ新型「オデッセイ」中国で登場も日本では消滅! かつて一世を風靡したミニバン3選

エスティマ
黎明期のミニバンは1ボックスタイプのバンをベースとしたモデルから始まりましたが、1990年に、専用設計された3列シートの7人乗りミニバンであるトヨタ「エスティマ」が発売されました。

 丸みをおびたスタイリングから「天才タマゴ」というキャッチコピーでPRされ、エンジンを前席下付近に配置したミッドシップ・リアドライブとすることで、フラットな室内を実現するなど、ユニークなミニバンでした。

 その後、1992年には日本の道路事情にもマッチした5ナンバーサイズの派生車「エスティマ エミーナ/ルシーダ」が登場するなど、一躍人気車種となりました。

 2000年にデビューした2代目では基本的なデザインコンセプトを初代から継承しつつも、オーソドックスなFFとなり、ハイブリッドが登場。

 そして、2006年には3代目にモデルチェンジし、外観デザインのコンセプトは2代目から大きく変わらなかったものの、トップグレードには最高出力280馬力を誇る3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載し、ハイブリッドも引き続きラインナップするなど、さまざまなニーズに対応。

 また、2016年のマイナーチェンジでは、フロントマスクの一新とともに安全運転支援システムの拡充が図られるなど、発売10年目のビッグマイナーチェンジが大いに話題となりました。

 トヨタのミニバンラインナップで主力の1台だったエスティマシリーズですが、さすがに基本設計の古さは否めず、「ノア」3兄弟や「アルファード」へと主役の座が変わり、2020年5月に生産を終了しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e66c2ad5f4490ef07bda8d2074f51abba9faeef8