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勉強する意味を見いだせず、「高校を卒業したら働く」と言い切る子どもに対し、思わず放ったひと言。思春期でなかなか子どもとのコミュニケーションが難しいと悩む親なら、このように言った覚えのある人も多いのではないでしょうか。

高校卒業後の進路は、大学進学率が上昇した1960〜1970年代にかけて大きく減少。1980年代には専修学校専門課程、いわゆる専門学校への進学者が増加するも、就職者が上回っていました。大学進学者が初めて上回ったのは1992年のこと。意外と最近という印象を受けるかもしれません。

文部科学省『令和2年学校基本調査』によると、高校卒業者103万のうち、就職者は18.4万人。約17%の高校生が就職という道を選択しました。そのうち、正社員が91.8%、自営業等が5.1%でした。

都道府県別にみていくと、最も高卒就職率が高いのは「佐賀県」で32.2%。「山口県」31.0%、「秋田県」30.9%、「青森県」30.1%、「福島県」29.3%と続きます。一方、高卒就職率が低いのは「東京都」で6.8%。「京都府」8.5%、「神奈川県」8.6%、「奈良県」11.8%、「大阪府」11.9%と続きます(関連記事:『都道府県「卒業後に就職する高校生の割合」ランキング』)。

【都道府県「高卒就職率」上位10】

1位「佐賀県」32.2%

2位「山口県」31.0%

3位「秋田県」30.9%

4位「青森県」30.1%

5位「福島県」29.3%

6位「宮崎県」28.8%

7位「長崎県」28.6%

8位「岩手県」28.4%

9位「山形県」28.1%

10位「鹿児島県」28.1%