総務省が7日発表した10月の家計調査によると、1世帯(2人以上)あたりの消費支出は28万1996円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月から0・6%減少した。マイナスは3か月連続。
9月末に緊急事態宣言が全面解除されたことから、減少幅は前月(1・9%減)から縮小した。

 10月は外食や宿泊関連などの消費が前月より改善したものの、コロナ禍前の水準には届かなかった。
飲酒代は32・9%減で、9月(82・7%減)よりマイナス幅が縮小した。2019年10月と比べると57・3%減と大幅な落ち込みが続いている。
宿泊料は前年同月比31・7%減だった。巣ごもり消費が一巡し、洗濯機などの家事用耐久財も25・3%減だった。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20211207-OYT1T50063/